株価の上下やニュースに振り回されて、売買を繰り返して結果損をしてしまう。
そんな投資初心者でありがちな行動、皆さんも一度はやったことがあるかもしれません。
投資では、自分の中での判断軸をもつことは重要です。本書では、生きるレジェンド、ウォーレン・バフェットの投資哲学をもとに、長期で資産を増やすための本質的な考え方、判断軸を持つためのtipsがまとめられています。
この記事では、本書で述べられている31の金言の中から、個人的に学びを得られた3つのことについてご紹介します。
高いROEを維持できている会社を探す
投資で重要なのは、どれだけ効率よく利益を生み出せるかという視点です。
その指標となるのがROE(自己資本利益率)。株式を投資した資本を元手にして、どれだけの利益を稼げているかを示すものです。
ウォーレン・バフェットは、一時的に高いだけでなく“長期的に高いROEを維持できる企業”を重視します。
ROEを長期的に維持できる企業というのは、非常に少ないです。なぜなら、毎年10%の利益でも、規模が大きくなるほどそれを維持するのは難しくなるからです。それでも高いROEを保ち続けられる企業は、それだけ強い競争力を持っているということになります。
投資といえば、短期的な成長、シェアの拡大の方に目がいきがちなのですが、「継続できる強さ」かどうか、という視点で見ることの大切さを学べました。
自分のわかること、できることに全力を注ぐ
バフェットの投資スタイルはシンプルです。
“良い企業を、割安で買い、長期保有する”。
ただし前提として、「自分が理解できる範囲に限定する」ことを徹底しています。
多くの人は話題性や短期的な値動きに惹かれて投資してしまいがちですが、本書ではそれを戒めています。
自分が理解できるビジネスの中で、最も価値が高いと思えるものに集中する。これが長期的に成果を出すための重要な考え方です。
このことは投資だけでなく、生き方や仕事にも通ずるものがあると感じ、ご紹介しました。
すでに起こっている未来を探せ
経営学者のピーター・ドラッカーの言葉として紹介されていたのが、“すでに起こっている未来を探せ”という考え方です。
未来を正確に予測することはできませんが、未来を形づくる要素はすでに存在しています。
重要なのは、
・すでに起きている変化に気づくこと
・その延長線上を考えること
例えば、人口構造の変化やテクノロジーの進化などは、すでに進行している「未来」です。
未来を当てにいくのではなく、“見えている変化をどう読み取るか”。
私は2020年に、市場の金余りが継続すると考えて全力投資を行い、資産を築くことができましたが、後々振り返ってみると、すでに起きている変化に気づくことと、その延長線上を考えることで利益を生み出せたのだろうと感じます。
まとめ
「バフェット・クラブの金言」は、具体的なテクニックというよりも、“投資の土台となる考え方”を教えてくれる一冊です。
今回紹介したように、
・ROEという視点で企業を見ること
・理解できる範囲に集中すること
・すでに起こっている変化を読み取ること
こうした考え方を持つことで、相場に振り回されにくくなり、自分なりの判断軸を持てるようになります。
短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期で資産を築いていきたい人にとっては、一度読んでおく価値のある一冊だと感じました。
この本に興味を持った方はリンクを以下に提示しておきますので、ご確認ください。

